収納とミニマリズム
自分で言うのも何だが僕は収納が上手だった。少なくない、むしろ大量の持ち物をジャンル別に分け、ホームセンター等で厳選した収納容器に美しく詰め、押入れやクロゼットに整然と並べてあった。キチンと整頓されているから使いたくなったらすぐに取り出せるし、元どおりに戻すクセがついていたから散らかることもなかった。
しかし、ミニマリズムに出会ってから、そのスキルが無意味だったことに気づいた。
僕はモノを大量に持っていたが、持っていただけで活用してはいなかったのだ。整然と収納されたモノのうち活用するのはごく一部で、他のものは存在すら忘れており死蔵されていた。単に家のスペースを無意味に占有していただけ。
下手に収納が上手だったがゆえに、そのことに気付かなかった。
世の収納上手の方には改めて確認していただきたい。
収納しているものを全て把握しているか?そしてそれは活用しているか?単にスペースを占有しているだけで、人生の重荷になっていないか?
ミニマリズムはこういうことも教えてくれる。
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -
- 作者: 佐々木典士
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2015/07/25
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (2件) を見る