しろとかげ

しろとかげというのは、ウチの庭に住んでいるニホンヤモリ達のことです。

Pieのブレーキ その2

Vブレーキからカンチブレーキに交換することで輪行が楽になった反面効きが悪くなってしまった。というのが前回までのお話。



ブレーキにセットになっていたのはこのシュー。



カンチブレーキは調整次第で良く効くようになる!」という情報をネットで目にしたので、あーでもないこーでもないと色々試してみて、そこそこ効くようにはなりましたが、満足には程遠い状態。

何が嫌かって、ブレーキレバーを握る力と制動力に線形性が無いことです。原理的に考えてVブレーキの方がカンチブレーキより制動力の絶対値が上であることは明らかで、そんなことはカンチブレーキに求めることはできませんが、ブレーキレバーを握り込んでいくと、途中で突然制動力の増加割合が変わってしまう、それがキモチワルイ。

ガマンできずブレーキシューを変えた結果が最初の写真。シュー単体の写真は撮っていませんが、BBBのCROSSSTOPです。こいつはブレーキのゴム部分がシマノのロード用とコンパチなので、何かとツブシが効きそう。ネットで評判が良かったので買ってみました。

で、交換してみると、確かに効きが良くなった!明らかに違う!高価なだけはありました。



良くなると更に良いものを求めるのは人の性、更に制動力を上げたいという欲望は止められず、更なる情報収集の結果、アーチワイヤーを交換してみることに。交換前は当然ながらシマノ純正のヘンなワイヤー。



原理的にはVブレーキと同じ仕組みな訳ですが、中心の丸い所でブレーキワイヤーをぐにっと120°強引に曲げてしまう辺り、開発者は「摩擦抵抗」という言葉を知らんのではないかと勘繰ってしまわざるを得ない不思議な構造なのでした。

そういう訳で、ダイヤコンペの伝統的(?)なアーチワイヤーに交換してみた。



こいつだとワイヤー調整の自由度が高くて色々試せて面白かったです。最終的には効く効く!自分的には大変満足の行く仕上がりとなりました。

しかし効きを求めすぎてアーチワイヤーが短くなりすぎて、もしブレーキワイヤーが切れてしまうとアーチワイヤーがタイヤに接触してしまうというオチに(汗)。放置しようかと思いましたがさすがにフロントは怖いのでやり直しました。

このタイプの場合、ブレーキワイヤーの先端がタイヤの上にむき出しになってしまうのですが、どういう風にまとめるのがセオリーなんでしょうかね?よくわからんので、適当に放置していますが。

何にしても、一言で言うと「ブレーキが良く利くようになりました」というお話でした。